ホーバークラフト搭乗(2025年9月) 大分空港から大分市内へ

交通機関
2025年運行再開のホーバークラフト

別府湾を横断する大分空港と大分市内をつなぐホーバークラフトが再開されたと知って、是非乗らねばと搭乗!

さとう
さとう

まず把握しておきたいのは、大分空港から大分市内までは距離があるにも関わらず、鉄道が繋がっていないということ。
地方空港にはありがちかも知れませんが、かなり不便に感じます。

2025年9月に大分市を訪れる機会を活かして、まず運行時間を確認。
運行時間は公式サイトのこちら→ for-oita-schedule.pdf
往路は乗れると判断しました。

空港を出て左手に歩いて行くと、乗り場があります

搭乗した感想ですが、ひたすらに新鮮!
ホーバークラフトの出発は、船体が浮いた後、舗装されたなだらかなスロープを海上に向かって滑り出します。
海に入ると、スピードを出して進む感じは、高速船のよう。
市内に向けては、右側に別府、大分市と風景が連なります。
シートベルトをするものの、バスのような窮屈さはなく、快適でした。
ただ、船内にトイレはないので(バスも同じ)、乗船前には済ませておく必要があります。
乗客の姿もガラガラな中、乗っているのは、ちょっとマニアっぽいモノ好きや背広を着た出張者たち。
ちょっと運航継続が今から心配になってきました。
何とか末永く運行して欲しいものです。

会場を行くホーバークラフト、運行音がうるさいとの記憶でしたが、船内は想像以上に静かです。

約30分の海上移動です(到着後大分駅まではバス移動)。

搭乗した9月16日、大分空港から大分市内への運行
1便 08:35/09:10
2便 10:20/10:55
3便 13:10/13:45
4便 14:20/14:55

この日の3便は、ボード案内では出発が13:15になっていました。

乗り降りは前方から

運賃 公式サイトのこちら → fares.pdf (下記は公式サイトから抜粋)

空港アクセス・別府湾周遊
普通運賃(左がアプリ決済 右が現金決済)
大人 2,000円 2,500円 / 小児 1,000円 1,250円
障がい者割引運賃
大人 1,000円 1,250円 / 小児 1,000円 1,250円

身体障がい者手帳(第1種・2種)、療育手帳(A・B)、精神障がい者福祉手帳(1~3級)所持者。
ただし介護者(被救護者は付添人)付きの場合は全等級、本人と介護者(付添人)1名に障がい者割引運賃が適用。
割引適用条件として、日本国内で発行された身体障害がい者手帳又はミライロIDの呈示が必要です。
「ミライロID」によるIC決済はご利用できません。
3歳未満の幼児が利用する場合、大人の方1人に対して幼児1名は無料、2人目からは小児運賃が必要。
無料で利用する幼児が座席を利用の場合に小児運賃は発生せず。

帰路は飛行機の関係上、大分市内から空港まではいつものようにバス利用となりました。
バスは上記の地図の陸路を湾にそってぐるりとまわっていきます。

ホーバークラフトは、西大分ホーバーターミナルに到着後、連絡バス(無料)にて大分駅まで行く必要があります。
バスとの費用の違いと合計時間を考慮に入れて、いずれを使うか決めてもよいと思えます。

ただ、日本でもホーバークラフトに乗ることのできるのはここだけです。
一回は乗ってみる価値あり!

旧ホーバークラフトのポートは別な場所にありました。
随分前、いつか忘れましたが(確か大学生の頃)、大分市から大分空港までを旧ホーバークラフトに乗ったことがあります。
この時もあるビジネスマンが他の同行者に「俺が子どもの頃に昔のホーバークラフトに乗ったことあるんだよ!」と言っていました。
乗ったことがある人がいることよりも、その方は自分よりかなり歳下だということに、びっくり!

到着したターミナルでは、昔のホーバークラフトモデルも展示されていました

別府湾を就航しているホーバークラフトについては、公式サイトをご確認ください。

船舶設備は自治体が保有、運行を民間が担う「上下分離方式」にて公募(2020年7月)に応募した民間企業は第一交通だけだったようです。

”なぜ第一交通は“撤退航路”を引き継いだのか”(下記ご参照)

ホーバークラフトとは?

ホーバークラフトの構造

ホーバークラフトのしくみ