使用者のルールが変わったJR(ジャパンレール)パス、条件を満たせば日本国内での移動が各段にコストセーブできる優れもの。
購入の手順と利用のコツを知れば、不安に思うことなし!
シンガポール滞在者がどう購入して利用したか、ご参考にしてください。
JR(ジャパンレール)パスとは
外国人が日本国内を定期間定額にて、JR利用することのできるチケット。
*のぞみ、みずほなど一部利用できない列車もある。
海外在住者も一定の条件のもと、全国利用のパスが購入できる。
- 在外公館が交付する「在留届の写し」(10年以上の在留が必要)
- 在留交換が発行する「在留証明」(現住所に住居を定めた年月日として10年以上の年月が記載されたもの)
- 特例として「アメリカ合衆国、カナダ、ブラジル」に限り、在留国が発行する永住カード(10年以上の在留が確認できるもの)
価格 2019年11月
グリーン車 | 普通指定 | |||
期間 | 大人 | 子ども | 大人 | 子ども |
7日間 | 38,880円(488ドル) | 19,440円(244ドル) | 29,110円(365ドル) | 14,550円(183ドル) |
14日間 | 62,950円(790ドル) | 31,470円(395ドル) | 46,390円(582ドル) | 23,190円(291ドル) |
21日間 | 81,870円(1,027ドル) | 40,930円(514ドル) | 59,350円(745ドル) | 29,670円(372ドル) |
- ()内は、JTBシンガポールで購入時の価格(シンガポールドル) ただし、上記日本円は消費税増税前、シンガポールドルは消費税増税後(8%➡10%)
- 購入したのは、7日間で29,650円(365ドル)為替レート:1シンガポールドル=81.23円
- クレジットカードで支払う場合には、2%の加算金あり
シンガポールで購入に必要なもの
シンガポールの場合は、大使館領事部より発行された「10年以上滞在していること」を証明する書類。
上記で列記した 1-在外公館が交付する「在留届の写し」(10年以上の在留が必要)を入手。
大使館での上記書類発行は手数料金無料
指定席の予約方法(えきねっと)
えきねっとを使おう!
JR東日本では、えきねっとという予約サイトがある。 ⇩
特にお盆前後や正月前後の国民大移動の時期は、これをうまく使うべし。
ただし、混雑時は希望しても新幹線の指定席が取れるとは限らない。
また、座席指定券をえきねっとで予約した場合、JR東日本の指定の窓口使用(入国時にJR東日本サービス地区以外に到着する場合は要注意)。
日本入国時に気をつけること
自動入国だとイミグレで入国印が省かれるが、JRパスの使用には入国印は忘れてはならない。
買物の免税手続きにも必要な入国印は、将来の海外渡航の証拠にもなるので、これを忘れないように!
どこで引換券をパスに替えるか
海外で購入するのは、あくまでも引換証(購入から3ヵ月以内にパスに交換する必要あり)なので、これをパスに交換するにはJRの窓口に立ち寄らなければならない。
当日必要でなければ、空港以外で交換
成田空港や羽田空港などの空港のカウンターは混み合っているので、パスを到着当日に使用しない人は、空港の引換場は避けること。
ちなみに2019年12月28日に成田空港で並んだところ、1時間半かかってようやく窓口に到着した。
持参するもの
- 引換証
- 日本入国印があるパスポート
- 在外公館が交付する「在留届の写し」(10年以上の在留が必要)
- えきネットでの予約の場合には、JR東日本の窓口(一部例外あり)で、えきねっとに登録しているクレジットカード持参
注意するべき点
座席の予約を行ってからのパス購入が効率的。
ちなみに実際、パス購入してえきねっとで座席の予約を行ったために生じた実費は以下。
購入した指定席は、東京から実家のある宮崎までの区間。
東京駅から(福岡)小倉まで新幹線(大阪駅で乗り換え)。小倉から在来線で特急ソニックで大分。大分からはにちりんにて宮崎へ移動。
えきねっとを利用したが、年末のひじょうに混み合う時期だったため、大阪-小倉間が普通指定席取れずに、グリーン車の指定席を実費で取ることになった。
つまり、
パスの他に、グリーン車での費用が、10,800円。
38,880円(488ドル)-29,110円(365ドル)=費用差額が9,770円(123ドル)
先に指定席の予約をしてから、JRパス購入すべきだった。
最初からグリーン車のパスを購入しておけば、ほぼ同じ費用で、他の区間もグリーン車に乗ることができた。
特に東海道新幹線は、普通指定席は通路を挟んで2席・3席で、山陽新幹線と比べて窮屈。