もし海外旅行中に病気になったら!経験に学ぶ急病への対処方法

歴史あるインドネシアの広場海外旅行中の急病
インドネシア旅行中に急病に!インドネシアの人たちのおかげで無事シンガポールへ!

日々の生活の中で、風邪をひいたり体調を崩したりして病院に行くこともあるだろう。

ましてや、海外旅行中に病気になった場合、どうすればよいかを個人的な経験から公開したい。

元記事は「2017年1月 インドネシア・ジャカルタでの急病から学んだ対処方法」として、以前書いていたブログにUPされているものの、うまく開かないということで、こちらに補足説明を入れて書き起こす。
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病院に行くまで

インドネシア・ジャカルタ旅行中に、家族(大人・女性)が発熱を伴う酷い下痢に襲われた。

1月1日ジャカルタの中心街を歩いて観光。

朝から少し体調が悪く下痢だったが、徐々に体調が悪化していった。

結果、ショッピングモールでも、お昼を食べる食欲もないとのことで、タクシーでホテルに戻り静養することに。

午後はホテルの部屋で寝ていたが、熱が下がるどころか、高熱になり下痢もおさまらない。

病院に行くことを決めて、タクシーを呼んだ。

ホテルを出てからの経由

ホテルを出て治療を終えて戻ってくるまで、約4時間を要した。

経由

ホテルからタクシーで病院に向けて出発したのは、18時過ぎ。

病院に到着すると、緊急窓口に案内されて、受付を済ます(この時に検温)。

18時半前には、緊急治療室のベッドに横になり、医師を待つ。

医師が来て問診と触診、口の中をチェック。

診察後に採血をすると共に、3種類の薬品を2時間かけて、点滴。

採決した血液の検査結果より、デング熱でないこと、サルモネラ菌への感染による下痢ではないか?と告げられた。

続いて、30分間を抗生物質の点滴。

すべての治療が終えたのは、21時過ぎ。

窓口で支払いを済ませ、病院内の薬局で薬を処方される。

21時半に病院からタクシーに乗る。

ホテル到着したのは、21:50。

海外で病気になった時のために必要なもの

病気にならないことに越したことはないが、備えあれば憂いなし!お勧めの準備。

海外旅行保険の証券と小冊子持参

海外旅行保険に加入していない人は必ず加入して旅行に出ること。

ちなみに今回の治療費は、日本円換算だと約35,000円ほどで済んだが、もし入院となると幾らになるか想像できない。

海外在住者で海外旅行保険に入っていない人は、(例えばシンガポールの場合は)保険を購入して旅行に出かけること。

後日、保険会社に提出しなければならない治療費のレシートと医師の診断書は必ず取得しておくこと。

また、保険の条項によっては交通費も出る場合があるので、タクシーのレシートも必要。

近年はその条項はなくなってきている傾向にあるようだが、クレジットカードによっては医療保険条項があるカードもあるので、あらかじめ旅行前に確認。

海外旅行保険は、保険証書のみならず小冊子も一緒に持っていくこと!日本で購入した海外保険であれば、小冊子にはキャッシュレス(立替払いをせずにすむ)指定病院詳細(国別)・日本語サポートの電話番号も明記されてある。

クレジットカードはVISAかMASTER

使用限度がまだ充分にあるカードが必要となる。

治療に訪れたジャカルタの大きな病院は、支払いもカードで大丈夫ながら、この2種のカードのみと告げられた。

旅行保険でのキャッシュレスをできないか?と聞いたが、加入していた旅行保険でのキャッシュレスの治療はできないとも言われた。

充分な時間の余裕を持って病院に行く事

朝から調子が悪いと聞いていたが、ここまでとは思わず失敗。

18時にホテルを出て、戻って来られたのが22時だった。

既にお昼段階で病院に行くことを決断すべきだったと反省。

家族のみの旅行だったので、まだしもよかったが他の団体が一緒の場合には、具合が悪くなったらその場で責任者に告げること。

慌てず医療関係者には敬意を持って接すること

相手も人間なので、接する態度には注意する。

家族が病気でぐったりしていると、少しでも早く治療して欲しいとパニックになり、どうしても声を荒げたくなるが、こういう時だからこそ言動に注意。

特に医者はプライドが高い人が多いのはどの国も同じ。

ありきたりのことながら、自分の場合には、医師に呼びかける時には必ずDr.と呼ぶ。

ちなみに、医師との会話は英語を使用した。

アレルギーの有無、日頃飲んでいる薬名やサプリ名

今回は結果4種の薬品を点滴や注射で投与し、5種の飲み薬を出された。

飲み合わせの相性や、特に薬に重篤なアレルギーがある人は注意されたい。

あらかじめ自分のアレルギーについては、同行者につげておくこと

処方された薬をメモしておくこと

処方された薬を飲んで安静にしていたため、また帰国までにもう1日あったため、ジャカルタからシンガポールへの移動には支障はなかった。

シンガポールに戻った後に、まだ体調が完璧でないということで、日系クリニックを訪れた。

日本人医師にジャカルタでの療法と使われた薬、検査結果について再確認。

その際に1つの薬名がうまくスマホで撮れておらず、何のための薬だったか不明だった。

メモも合わせて取っておくべきだった。

シンガポールの日本人医師からは、血液検査は抗体を調べるものだが、短時間で抗体ができるのか?など不明。実際何による細菌感染かはわからないが、インドネシアの医師の治療は対処療法として間違ってはいないと説明を受けた。

ホテルのスタッフに相談する事

泊まるホテルにもよるが、ホテルのスタッフは親切にタクシーのアレンジをしてくれた。

現地に詳しくない旅行者としては、まず頼るのはホテルのスタッフ。

医者を呼ぶか?自分が行くか?の判断

医者を呼ぶことは最初から考えずに、病院の緊急窓口に行った。

血液検査もすぐにできたので、施設のある病院に行くのがベター。

病気ということで、ホテルによっては医者をアレンジするところもあるだろうが、一長一短に思える。

最終的な判断は、その家族や自分(判断できる状態であれば)に委ねられている。

海外での急病を体験して

改めて思ったのは、人間何が起きるかわからないということ。

事前に旅行保険への加入は必要だろうし、また早急の判断も重要。

失敗したといまだに思うのは、もう少し早く病院に行けばよかったという、それにつきる。

我々はそこそこ英語を話し、海外の病院施設の対応方法も知っているため、まごつくことも少なかった。言葉に自信がない方は通訳のアレンジを頼むことも考慮されたい。

インドネシア人の皆さんに大変お世話になり、ひじょうに感謝している。日本語ですが、ありがとうございました。

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