マレー鉄道都市間シャトル列車サービス(2015年7月) *旧ブログから転載 2027年に廃止が決定したシンガポール-ジョホール・バル(マレーシア)間/マレー鉄道路線

交通機関
Shuttle Tebrau train service between Johor Bahru and Woodlands*JB Sentral(セントラル)駅にて撮影
別ブログ過去記事を多少編集し移行。
そのまま掲載当時の記載方法にて掲載しています。宿泊当時(2018年)の情報としてお読みください。
なお、評価等はあくまでも個人的な感想ですので、ご注意ください。
~今後少しづつ過去記事を移行予定~

シンガポール/ジョホールバル間のマレー鉄道シャトルトレイン、2027年にRTS(Johor Bahru – Singapore Rapid Transit System Link)の完成により廃止が発表されました。

RTS詳細については下記ご参照

さて、下記は2015年に乗車した時の記事の転載です。
基本的に今と変わらないはずですが、乗車される方は念のために最新の情報を入手してください。

KTM Intercity Shuttle Train Service(マレー鉄道都市間シャトル列車サービス) 2015年7月 〜シンガポール-ジョホール・バル(マレーシア)間
今年(2015年)7月1日から運行が開始されたKTM Intercity Shuttle Train Service(マレー鉄道都市間シャトル列車サービス)でシンガポール-ジョホール・バル(マレーシア)間の国境越えを体験

2015年7月1日から運行が開始されたKTM Intercity Shuttle Train Service(マレー鉄道都市間シャトル列車サービス)でシンガポール-ジョホール・バル(マレーシア)間の国境越えを体験

9:30シンガポール発の列車に乗るべく朝8時に家を出て、タクシーでウッドランドのチェックポイントを目指す。
チェックポイント近くになると渋滞の為タクシーがしばし動かなくなったが、余裕を持ってタクシースタンドに8:35時に到着
エレベーターやエスカレーターを経て、余裕でイミグレを通過
後は無事列車に乗り込むだけと思いきやトラブル発覚!
実は勘違いでバスに乗り込む人達の流れにのって、違うイミグレを通過し、出国してしまった事がわかった。
KTMオフィス横のエレベーターを2階にあがり列車のプラットフォーム上を渡ったすぐ先が列車用のイミグレへ向かう入口
右へ行きエスカレーターやエレベーターをあがって辿り着くイミグレはバス乗客用なので注意
鉄道のイミグレへの入口には乗車時間前から列ができる(30分前にはその列にいるのが無難)。

係官に相談し、待つ事5分
係官がパスポートで過去の出入国履歴をチェック
過去にマレー鉄道を使って出国しているじゃないか?と問われ、当時は乗車がタンジョンパーガー駅だったからと回答
出国を取り消してもらい、係官に誘導されイミグレ通過前の場所に出た
来た道を急いで戻り、鉄道用の入口に並んだ。

出発時間30分くらい前(9時過ぎくらい)に並ぶ人の列が動き始めた。
階段を降りてプラットフォームと同階にて、まずはシンガポール出国のイミグレ、続いてマレーシアのイミグレでマレーシアの入国を済ます。イミグレ間にはトイレがあるので、ここで済ますと便利(予想に反してトイレはきれいだった)
マレーシアのイミグレを通り、X線検査を済ませ、既に出発時間である9:30頃に列車に乗り込んだ。
列車は出発時間を当然の如く遅れて動き出した(9:50過ぎ)。
*この間写真の撮影はできず
CauseWay(コーズ・ウェイ  1923年完成のここは埋め立て道であって橋ではない 日本軍の侵攻を止める為に破壊された歴史も持つ)を音をたててジョホール・バルに向かう列車
わずか5分の距離が濃密に過ぎると思いきや、あっけなくJB Sentral(JBセントラル)駅に到着
問題は我々の座った客車は冷房が効き過ぎの為か、窓が曇って景色がうまく見えず、残念
JBセントラル駅に到着
エスカレーターが壊れていて、エレベーターも見当たらず、迷っていると駅のスタッフらしき男性から階段をのぼれと指示された。
スーツケースが重いのにとブツブツ言いながらも、2つのスーツケースを持って階段をあがる。
我々があがった後、ホームまでの階段は閉鎖された。
階段をあがった先に、チケットカウンターがあり、帰りのチケットを買うらしき人達が列をなしていた。
シンガポールに戻る際(翌日)にチケットカウンターを見ると、その日のチケットはSold Out完売とあったので、少なくとも帰りのチケットは到着時には購入しておく事をおすすめする。それでも購入できるかは保証の限りではないので、不安な人は我々の様にシンガポールで往復を購入してはいかがだろうか(多少購入価格は高くなるが、シンガポールドルで数ドルのレベル)?
近代的なJBセントラル駅(歩道橋でショッピング・モールとつながっている)

JBセントラル駅が稼働する前、2010年10月までのJohor Bahru(ジョホール・バル)駅時代の歴史を感じさせる旧駅舎も視界に
JBセントラル駅構内を散策し、歩いて、予約をしていたホテル=>Double Tree by Hilton(宿泊記は後日掲載予定)に向かった。
帰りはJBセントラル駅を17:30発の列車
17時前にJBセントラル駅に行くと、改札入口には既に長蛇の列ができていた。
17時に列が動き始め、チケットをKTMのスタッフにチェックされて、下の階に降りて行く。
まずはマレーシア出国のイミグレとX線の荷物検査(税関?)を通過し、さらに下の階に降りた(エスカレーターでなく、狭い階段しかなかった様だったので、スーツケースを持つ我々はエレベーターを利用)。
今度は!と思い、窓の綺麗な客車を選んで乗車
出発を待つ。
プラットフォームは地下であり、表示がないので、列車に乗り込むまでにどっちが進行方向かわからなくなっていた。
時間通りに駅を出た列車はコーズウェイを渡って行く(こっちだろうと思っていた進行方向とは逆だった)。
約5分で、シンガポールのウッドランド駅のプラットフォームに到着
シンガポール側の入国イミグレを通り、荷物をX線に通し、階段を上がる。
線路の上の歩道橋を渡り、駅構内を出る。
タクシー・スタンドに
並び始めた17:50くらいにはいつタクシーが拾えるか少し不安だったが、18:05にはタクシーの順番がまわってきた。
20分程で家に到着
チケット購入方法について
旅行の数日前に、ウェブサイトからチケットを買おうと思い、KTMのサイトに登録
Eチケット購入ページを訪れ色々とやってみたが、わかりにくい為に断念
(KTMチケットオフィスの椅子はしみだらけで座るには少しばかり勇気がいる)
最終的に出発の4日前にウッドランドのKTMのオフィスに足を運び、チケット購入する事にした。
実際訪れるとウェブでは座席指定だったはずだが、フリーシーティング(座席指定なし)との事
帰りはジョホール・バルで買おうかとも思ったが、1列車のチケット購入には人数制限があるとの説明
万が一の事も考え、往復のチケット共ウッドランドで購入
聞くと当日出発の30分前に来る様にとの事
現在(2015年7月)KTMのチケットオフィスはウッドランドのみ
シャトル列車同様に長距離列車のチケットも1ヶ月前からここで購入可能
タンジョン・パーガー駅があった頃と比べると、不便になったのは否めない。

今回は行きはシンガポールを9:30発、帰りはジョホール・バルを17:30発のチケットを購入

片道SGD5.00-で2人でSGD20.00-
*ジョホール・バルで購入するとMYR(マレーシア・リンギット)で同価格なので、実質為替レート分だけ安くなる。
*ウェブでの購入はMYR33.00-(2人片道)、MYR66.00-(2人往復)と表示(途中で取りやめた為、加えての加算料金があるかは不明)

時刻表(2015年7月現在) 朝及び夕方から夜にかけてに限られており、日中がないのが難点

JB SENTRAL – WOODLANDSWOODLANDS – JB SENTRAL
5:30 am – 5:35 am6:30 am – 6:35 am
7:00 am – 7:05 am8:00 am – 8:05 am
8:30 am – 8:35 am9:30 am – 9:35 am
4:00 pm – 4:05 pm5:00 pm – 5:05 pm
5:30 pm – 5:35 pm6:30 pm – 6:35pm
7:00 pm – 7:05 pm8:00 pm – 8:05 pm
10:00 pm – 10:05 pm11:00 pm – 11:05 pm
KTM(マレー鉄道)ウッドランド駅からMRT駅への連絡バス
バス停はタクシースタンドの近く、ゆるやかな坂を少しばかり行ったところにある。
下記の各バスナンバーが3つのMRT駅に向けて出ている。
950(Marsilingマーシリン MRT駅行)
170(Kranjiクランジ MRT駅行)
178,903,911,912,913,950(Woodlandsウッドランド MRT駅行)
*これらのバスがウッドランド駅に到着する。
*KTMウッドランド駅からはMarsilingマーシリン MRT駅が最寄りの駅になるが、歩いて行くと炎天下を20分以上歩く事になる。
*KTMとMRTウッドランドは同名になるが同一駅ではないので要注意(徒歩で歩ける距離ではない)
タクシースタンド
タクシースタンドがKTMチケットオフィスに近いところにある。
タクシーが並ぶ列が見える。
正面の建物の1階にKTMのチケットオフィスがあり、イミグレは階段を上ったところ
線路をまたぐ屋根のある歩道橋を渡って線路のホームに降りて行く。

 

注意する事

*チェックポイント周辺は、写真撮影が禁止されているエリアがある。
標識がない場所で知らずに、ここはいいだろうと思いカメラを構えたと同時に注意された。
*週末などはチェックポイント周辺の道路は混み合うことが予想されるので、余裕を持ってウッドランドに向かう事
*イミグレの場所を間違わない事
我々の様な人達は珍しくないと係官から聞いた。間違うと時間によっては、列車に乗れない場合も
特にイミグレで出国手続きを終了した後は、申し立てを英語でする必要がある(英語が苦手な人の言葉は乱暴になる場合があるので注意する事)。
また我々の場合は、シンガポール滞在者なので、シンガポールの出入国カードは持たず、イミグレ通過は自動ゲート使用なので容易だったのかも知れない。
*JBセントラル駅の近くは治安がよくないエリアもあり
大きな荷物を持って駅周辺を長時間うろつくのはやめた方がいい様だ。
JBセントラル駅にはコインロッカーがあったが、使用可能かどうかは未確認
当シャトル列車についてのアナウンスメントは、KTM(Keretapi Tanah Melayu Berhad)のオフィシャルサイトを参照
当ブログの2011年6月末日Tanjong Pagar(タンジョン・パーガー)駅最終日の記事は=>こちら
我々は10数年以上も前にKL(クアラルンプール)に行った折に往復をマレー鉄道を使った。
行きはタンジョンパーガー駅から乗り、帰りは当時住んでいた家が近いウッドランド駅で降りた事がある。
KTMウッドランド駅のこの辺りは当時と同じ、まるで時が止まっているが如く感じられた。
*確か当時はジョホール・バル駅で列車内で出国手続きを行った。

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