日本人好みのパンパシフィックホテルシンガポールは、マリーナのホテルのひとつ

シンガポールのマリーナ地区は、有名ブランドホテルが軒を連ねる地区として知られている。

パンパシフィックホテルシンガポールがあるマリーナ北側にも、コンラッド / リッツカールトン / マンダリンオリエンタル / マリーナマンダリンなどが軒を並べているが、その中でもここはリッツカールトンと並び日本人に人気のホテル。

リッツカールトンが主に観光客に人気なのに比べて、パンパシフィックホテルシンガポールはビジネス客にも人気なのが特徴。

正面玄関からロビーに入ると、建物の中が吹き抜けに、まず驚かされる。
シンガポールにある複数のホテルで見られるアトリウム構造は、まさに圧巻!
中心のレストラン&バーの手前左手にコンシェルジュカウンター、そして右手にレセプションカウンターが連なる。

レセプションカウンターの奥側にパシフィッククラブのチェックインカウンター。こちらで座って手続き。

チェックインを済ませると、建物の外部に設置されてあるエレベーターにて33階の部屋に向かう。
アトリウムの内側と外側にエレベーターがあるが、高層階は外側の方を利用。

部屋は濃淡異なる茶色が印象的


宿泊したのは、高層階33階3305号室
部屋は濃淡異なる茶色を多用しており、陽光もうまく取り入れられて明るい。

入口から
まず、ドアからの通路の左手に、バスルーム・クロゼット
ベッド手前にミニバー、ベッドの窓側には一人用のソファ
右手は、スーツケース置き場・テレビ(下には引き出し付きの収納)・デスク
デスクはシンプルながらも使いやすいデザイン。ビジネス客が多いからか?

バスルーム

シャワーブースは、全身を洗える構造ながら、使い勝手は今ひとつ。バスタブがあり。

アメニティも充実

宿泊した部屋は、マリーナ(海)と反対のコンラッドホテル側。
部屋にはウェルカムフルーツとパイナップルタルトが置かれてあった。
| ミニバー | O | 冷蔵庫 | O |
| 湯沸かしポット | O | セイフティボックス | O |
| WiFi | O | スリッパ | O |
| 日本語設備案内 | X | 歯磨きセット | O |
| ヘアドライヤー | O | ウォシュレット | X |
| NHKワールドプレミアム(日本語放送) | O | NHKワールド(英語放送) | O |
パシフィックラウンジ(クラブラウンジ)は、最上階で360度の眺望

クラブラウンジは、パシフィックラウンジと呼ばれ、最上階の円盤型の構造物
パンパシフィックはマリーナからは少し離れているが、最上階のラウンジからはマリーナの景色も見られ、また他の方角も含めシンガポールのスカイラインを堪能できる。
以前中華料理ハイテンローで使用されており、回転レストランとして人気だったが、現在は固定されている。
眺めがよい席に座るには、早めの行動が望ましい。

朝食にシャンパンをオーダーできるのも特徴(ただし、朝から飲んでいる人は自分ひとりだった)。
ホテルでゆっくりと過ごす予定の人は、ラウンジ利用で宿泊することがお勧め。

レストラン・バー情報
メインダイニング、レストランを併設するバー、和食、インド料理に中華料理とバラエティに富むレストラン群が魅力的。
Atrium アトリウム
10.00 – 翌01:00 (日 – 木曜日) 10:00 – 翌02:00 (金 – 土曜日)

吹き抜けのバーは建物の中に庭園があるような贅沢な造り。
Edge エッジ
ブレックファスト 06:00 – 10:30 / ランチ (月 – 日曜日) 12:00 – 14:30
サンデーシャンペンブランチ 12:00 – 15:30 / ディナー 18:30 – 22:30

Hai Tien Lo 海天楼
ランチ 11:30 – 14:30 ディナー 18:30 – 22:30

Keyaki Japanese Restaurant 欅(けやき)
ランチ 11:30 – 14:30 ディナー 18:30 – 22:30

和食店に繋がる小道入口に置かれてある狸が、日本人にとっては何とも言えない。
Rang Mahal ラン マハール
ランチ (日曜日はお休み) 12:00 – 14:30 ディナー (毎日) 18:30 – 22:30

シンガポールのホテルにはあまりない北インド料理のお店。
Pacific Marketplace パシフィック マーケットプレイス
08:00 – 22:00


Poolside Bar プールサイドバー
日 – 金曜日 11:00 – 22:00 土 – 日曜日 10:00 – 22:00 (ラストオーダー21:30)

LuLu’s Lounge ルルズラウンジ
21:00 – 翌06:00 (水・金・土曜日)
パンパシフィックホテルシンガポールの施設
ホテル建物側にジム・プール横の建物にスパという具合にプールを中心に施設が配置。

プール 1.2m、0.6m
06:00 – 22:00
プールは特徴のある形状で、大人用と子供用が分かれてある。
泳ぐというよりも、寛ぐタイプのプールの形状。

フィットネスセンター(ジム)
24時間営業

ジムはホテルの建物内にプールに面しておりスパとロッカールームはプールの横の建物。
ロッカールームにはスチームサウナがあるが温度が低く物足りなかったのは残念。
St. Gregory(セント グレゴリー) スパ施設
10:00 – 22:00

スパはパークロイヤルホテルと同じブランド。
他にも4階には、テニスコート(07:00 – 22:00)、子ども用施設(06:00 – 22:00)もある。
また、Pacific Hospitality Lounge (パシフィック ホスピタリティ ラウンジ 06:00 – 22:00)というチェックインまでに時間があるゲスト・チェックアウト後のゲストが休息を取れるラウンジも用意されている。
JTBラウンジ(お土産購入可能のショップ併設)がホテル内にあるのも旅行者としては便利。

パンパシフィックホテルシンガポールに宿泊した感想
以前は日系資本のホテル(東急電鉄傘下)であったがためか、今現在も日本人にとって使い勝手のよいホテル。
ホテルに和食店があるだけでなく、周辺のレストラン街にも充実した和食店が軒を並べている。
2012年の大改装を経て、大きくホテルのイメージも変わった。
過去2回宿泊したことがあるものの大改装前で、今回(3回目)の宿泊は大改装後はじめて。
高層階で眺めの良い部屋は落ち着いた心地よい造りでリラックス。
しかしながら、やはり特に360度の眺望を誇るパシフィックラウンジでのひと時は格別であり、シンガポールのマリーナの景色を楽しむのにもってこいでお勧めの場所。
ラウンジでのアフタヌーンティーはビュッフェ方式、カクテルタイムはシャンパンもあり、料理も満足できる量と質。
ホテルで寛げる時間があるのであれば、ぜひともパシフィックラウンジを利用できる宿泊プランを選びたいところ。シンガポールでも有数のクラブラウンジ。
プールサイドにあるロッカールーム内のスチームサウナが低温であったのは残念(確認をしたが、温度はホテル側であらかじめ設定されていて動かすことはできない)。

7 Raffles Boulevard Marina Square Singapore 039595
電話:+65 6336 8111

